耐震工事耐震工事昭和56年以前の木造住宅の県・市の耐震診断助成事業による耐震診断での 構造計算で偽装マンション並みの0.35の耐震強度であったため改修の 申し込みをしました。市の耐震改修工事助成事業の補助金給付が決定し、 年度末に間に合わせるべく2月末完成予定で工事が始まりました。 耐震部分は約150万円で県・市の補助は45万円です。 あわせて下水道を含めたリホームを行うので、だいぶの出費になりました。 ちょうどNHKでの放送がありましたが、工事内容もこれに沿ったものです。 朝のNHKくらしの経済で『我が家の耐震性』 「誰でもできる耐震診断」から危険な可能性のある建物 (1)建てたのは建築基準法改正の1981年(昭和56年)6月以前。 (2)大きな災害(水害、台風、火災、大地震)に見舞われた。 (3)増築した。 (4)傷んだ所があり、補修していない。 (5)建物の平面が複雑、バランスが偏った形(長方形に近い程よい) (6)一辺が4m以上の大きな吹き抜けがある。 (7)2階の外壁のすぐ下に1階の壁がない。(平屋建ては良い) (8)1階のどの面かに外壁(幅91cm以上)がない。車庫、全面ガラス張り (9)屋根が重い材料(1階に壁が多ければよい) (10)基礎は鉄筋コンクリートではない。 ■耐震補強 * 90mm×45mmの「筋かい」を入れると強さは2倍になる。 * 筋交いをクロスさせると強さは4倍になる。 * 筋かいは、金具で止める。 *「構造用合板」5cmの釘で15cm間隔で柱に止める。強さは2.5倍 * 基礎の補強。「布基礎」鉄筋コンクリート。地面の埋め込まれている部分 耐震金具とネジ、クギ □費用(自治体により補助金の額が異なる) * 耐震診断 専門家に頼むと5~10万円 (わが町は個人負担8000円) * 工事費用 横浜市は最大450万円 (わが町は最大45万円) * 税金の優遇 3年間固定資産税を1/2に減額。 工事費用の10%(20万円まで)所得税額から控除。 ■問い合わせ(財)日本建築防災協会 宮城県耐震事業 室内の工事 1 化粧版を剥がし筋交いを入れ金具で固定する。 2 体力壁で塞ぎます。ビスも強度を保つ間隔で留めることになっています。 外壁の工事 1 外壁を剥がして筋交い(9×4.5cm)を入れる。 2 耐震金具で柱と筋交いを固定する。(断熱材を入れる) 3 構造用合板で止める。(クギの間隔は10cm) 4 化粧版を貼り付け完成です。 耐震工事完了 1ヶ月間のまとめと反省点 昭和56年以前の木造住宅の県・市の耐震診断助成事業による耐震診断で 耐震強度が偽装マンション並みの0.35でした。 (国会の予算委員会で、建築基準法の改正前の昭和56年以前の建物には 耐震評点で0.5以下のものが20%もあり、警察署や学校などの公共建物 の中には0.3以下のものがあることが指摘されていました。) 私自身は良いとしても我が家を訪れる他人(特に子供)にもしものことが あっては申し訳ないと思ったのが最大の改修の理由です。 わが町は3月末に広域合併をします。市の耐震改修工事助成事業の 補助を受けるためには、2月末までに工事を完成しなければなりません。 吟味する時間的な余裕もなく、即断、即決(お任せ)しました。 余裕があったらいつになったことかわかりません。 (耐震診断の自己負担は8000円。耐震部分の県・市の補助は45万円です。) せっかくの工事なのでリホームを合わせて行うことにしました。 オール電化、下水道、床の張替え、外壁の取替え、水周りの更新などです。 耐震工事はマニュアルに沿ったものです。 決まったサイズの筋交いを入れる。柱を金具で固定する。構造用合板で止める。 耐震工事は表面的には何の変わりはないですが、オール電化はすごく便利です。 電気なのでコンピューターを組み込んだ便利さです。 フロは設定した水位と温度にボタンひとつで沸きあがり、音声で知らせます。 IHクッキングヒーターでの加熱もすごく早くてびっくりです。 炎も出ないので火事の心配もありません。せいぜいやけどの心配くらい。 大工さんは1人だけ。休みは日曜日のみ、一切の接待は受けず昼食は車の中で。 朝7時40分に来て5時半頃まで。丁寧に作業をしてくれました。 トイレは外のトイレでということで、気遣いしなくていいです。 荷物の仮置き場、工事の機材・材料のおき場所などで生活の部屋は足の踏み場もなく、 トイレとフロが使えなかった2週間も大変でした。 個人的な生活がどうしてもあからさまになり、乱されるのも精神的に疲れます。 騒音、工事車両の駐車など近所には迷惑をかけました。(工事会社で挨拶) 市の補助ということで、4回市の係官がポイントごとに確認に来ました。 確認が終わるまで、工事を進められないという不都合があります。 工事店は地元のホームセンターにお願いしました。安心できます。 今まで多くの人でざわついていた我が家も明日からはいつもの静けさを取り戻します。 |